GA Lite
公開済み
2026年10月22日
著者
GA Lite Team

複数の Google Analytics アカウントに最適なダッシュボード【2026年版】

GA Lite、Looker Studio、AgencyAnalytics、GA4 標準画面を比較。多数の GA4 プロパティと複数の Google アカウントのトラフィックを一か所で確認したい人向けの選び方。

複数の Google Analytics アカウントに最適なダッシュボード【2026年版】

複数のサイトを運営していると、いつもの流れはこうです。Google Analytics を開き、プロパティを切り替えて待ち、Google アカウントを切り替えてまた待ち、Search Console でも同じことを繰り返す。GA4 は 1 つのプロパティずつ見る設計なので、10 サイトをチェックすると 10 本のレポートを見ることになりがちです。

このガイドでは、複数の Google Analytics アカウントを 1 つのダッシュボードで見る主な方法を比較し、それぞれ誰に向いているか、どこに限界があるかを整理します。

結論:

  • GA Lite:複数の Google アカウントにまたがる多数の GA4 プロパティを、Search Console と Bing のデータと並べて、レポートを作らずにすぐ見たいならこれ。無料プランあり。
  • Looker Studio:自分でカスタムレポートを設計し、作成・保守する手間を惜しまないならこれ。
  • AgencyAnalytics:多数のチャネルにわたるホワイトラベルのクライアントレポートが必要なマーケティング代理店向け。

ひと目で比較

GA Lite Looker Studio AgencyAnalytics GA4 標準
主な用途 複数サイト分析ダッシュボード カスタムレポート作成 代理店のクライアントレポート 単一プロパティの分析
複数の Google アカウント 対応(それぞれ OAuth で接続) データソースごとに可能 対応 手動で切り替え
全サイトを 1 画面で 対応、すぐ使える 自分で作れば可能 クライアントごとのダッシュボード 不可
Search Console + Bing 両方、トラフィックの横に表示 Search Console コネクタあり、Bing はサードパーティ経由 多数の連携 Search Console のリンクのみ
全サイトのリアルタイム 対応、60 秒ごとに更新 限定的 ツールによる 1 プロパティずつ
セットアップ時間 数分 良いレポートには数時間 中程度 不要
AI アクセス(MCP) 対応 非対応 非対応 非対応
料金 無料プランあり、有料は $9.90/月〜 無料(Pro 版は有料) 有料、クライアント/キャンペーン単位 無料

1. GA Lite:多数の GA4 プロパティのために作られたツール

GA Lite の役割はひとつ。管理しているすべてのサイトを、シンプルな 1 つのダッシュボードにまとめることです。読み取り専用の OAuth で Google アカウントを一度接続すれば、そのアカウントがアクセスできる GA4 プロパティと Search Console サイトがすべて同期されます。Bing Webmaster Tools は API キーで接続します。

1 ページで確認できること:

  • 各サイトのトラフィック:訪問者数、ページビュー、エンゲージメント、滞在時間と前期間比。
  • トラフィックの横に検索データ:Google Search Console と Bing のクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位、上位クエリ。
  • 期間:今日、昨日、7 日、28 日、90 日。
  • 全サイトのリアルタイム表示:アクティブユーザーの合計、サイト別の内訳、国別データと世界地図。60 秒ごとに自動更新。
  • 共有:基本データを載せた公開ホームページ、サイト名を隠す匿名モード、パスワード保護付きダッシュボード。
  • ファネル(Pro):GA4 のページパスやイベント名から 2〜5 ステップを作成し、最大の離脱ポイントを強調表示。
  • MCP 接続:ブラウザで一度承認すれば、Claude、Cursor などの MCP クライアントからトラフィック、検索、リアルタイム、ファネルのデータを問い合わせ可能。SDK もインストールも不要。

料金:Free プランには統合ダッシュボード、公開ホームページ、MCP 接続が含まれます。Basic は $9.90/月(年額 $99)でカスタムユーザー名を追加。Pro は $29.90/月(年額 $149)でファネル機能を追加。

向いている人:個人開発者、サイト運営者、SEO 担当者、開発者、小規模チームなど、異なる Google アカウントで複数サイトを運営し、すべての数字をさっと見たい人。

限界:GA Lite はモニタリング用ダッシュボードで、レポートデザインツールではありません。細部まで作り込んだブランド PDF レポートや、広告・SNS のデータが必要なら、以下のツールを検討してください。

2. Looker Studio:柔軟だが、すべて自作

Looker Studio(旧 Google データポータル / Data Studio)は Google の無料レポート作成ツールです。GA4 のネイティブコネクタがあり、複数のプロパティをデータソースとして追加し、1 つのレポートに統合できます。

長所:無料、非常に柔軟、豊富なテンプレート、多くの Google 製品と連携。

短所:既製のものはありません。10 サイトを並べて見るには、10 個のデータソースを追加し、グラフを統合または複製し、サイトが増えるたびにレポートを保守する必要があります。GA4 のグラフが多いレポートは GA4 API の割り当て上限に達したり、読み込みが遅くなったりします。複数プロパティのリアルタイムデータも得意分野ではありません。

向いている人:カスタムレポートを作るのが好きで、特定の可視化が必要なアナリスト。

3. AgencyAnalytics:代理店向けのクライアントレポート

AgencyAnalytics はマーケティング代理店向けの有料レポートプラットフォームです。GA4 に加えて SEO、リスティング広告、SNS など多くのチャネルを取り込み、ホワイトラベルのレポートやダッシュボードをクライアントに届けられます。

長所:豊富な連携、ブランド入りクライアントレポート、定期レポートメール、クライアント用ログイン。

短所:料金も設計も代理店のクライアントとキャンペーンが前提です。自分のサイトのトラフィックを見たいだけなら、機能もコストも過剰です。

向いている人:多くのクライアントに多チャネルの成果を報告する代理店。

4. GA4 標準:1 サイトなら十分

Google Analytics 自体は無料で、単一プロパティについては最も詳しいデータが得られます。ただし、すべてのプロパティの数字を並べて表示する画面はなく、ロールアップ プロパティは GA4 360 でしか使えません。Google アカウントを行き来するには、ログアウトとログインを繰り返すか、ブラウザのプロファイルを使い分ける必要があります。

向いている人:1 サイトずつ深く分析したい人。多くの人は複数サイト用ダッシュボードと併用しています。

選び方

  • 数分で全 GA4 サイトを 1 画面にまとめたい → GA Lite
  • カスタムレポートを設計し、保守もいとわない → Looker Studio
  • SEO・広告・SNS のブランドレポートを送る代理店 → AgencyAnalytics
  • サイトが 1 つだけ → GA4 標準で十分

よくある質問

複数の Google Analytics アカウントを 1 つのダッシュボードで見られますか?

はい。GA4 単体ではできませんが、GA Lite なら複数の Google アカウントを接続し、すべての GA4 プロパティを 1 ページで確認できます。Looker Studio でも、複数のデータソースを使ったレポートを作れば可能です。

複数の GA4 プロパティを見られる無料ダッシュボードはありますか?

GA Lite の無料プランに、複数サイトの統合ダッシュボードが含まれています。Looker Studio も無料ですが、ダッシュボードは自作する必要があります。

Google Analytics をサードパーティのダッシュボードに接続しても安全ですか?

GA Lite は読み取り専用の Google OAuth で接続し、ダッシュボードに必要な数字だけを読み取ります。集計結果のキャッシュは最大 24 時間で、いつでも接続を解除できます。

Google Analytics と Search Console、Bing のデータを組み合わせられますか?

はい。GA Lite は各サイトの GA4 トラフィック、Google Search Console、Bing Webmaster のデータをまとめて表示するので、トラフィックの変化が検索由来かどうかがわかります。

AI アシスタントで複数サイトのアクセス解析を読めますか?

GA Lite の MCP 接続を使えば、一度承認するだけで Claude Code、Cursor、Gemini、Codex などの AI クライアントから、全サイトのトラフィック、検索、リアルタイム、ファネルのデータを問い合わせられます。

試してみる

複数のサイトを管理しているなら、アカウントを接続して実際に見るのがいちばん早い判断方法です。GA Lite を開いて、所有するすべての GA4 プロパティを無料で 1 ページに表示してみましょう。